消費者物価指数（令和4年度平均）

令和4年度平均消費者物価指数の結果-令和２年基準-

総務省統計局所管・北海道分

1-概況

　令和4年度平均の北海道の消費者物価指数は、令和２年平均を100とした総合で104.2となり、令和3年度平均と比べ3.9%上昇した。
　内訳をみると、光熱・水道（他の光熱、ガス代など）、食料（魚介類、油脂・調味料など）、家具・家事用品（室内装備品、家庭用耐久財など）、被服及び履物（履物類、衣料など）、住居（設備修繕・維持など）、教養娯楽（教養娯楽用耐久財、教養娯楽用品など）、諸雑費（理美容サービス、身の回り用品など）、交通・通信（自動車等関係費など）、保健医療（医薬品・健康保持用摂取品など）、教育（教科書・学習参考書など）が上昇した。一方、低下したものはなかった。

図1-消費者物価指数（北海道）の推移

2-費目別指数の動き

（１）食料
•107.6となり、前年度に比べ6.8％上昇した。
•生鮮食品についてみると、生鮮魚介は前年度に比べ20.2％上昇した。
•生鮮野菜は前年度に比べ5.8％上昇した。
•生鮮果物は前年度に比べ4.3％上昇した。
•生鮮食品全体は前年度に比べ9.9％上昇した。
•生鮮食品以外では、魚介類が16.5％、油脂・調味料が10.1％,、穀類と菓子類がともに7.6％、肉類が6.8％,、調理食品が6.5％、野菜・海藻が5.2%、乳卵類が5.0%、外食が4.8％、果物が4.0％、飲料が3.9%、酒類が2.3％上昇した。

（２）住居
•102.2となり、前年度と比べ1.8％上昇した。
•内訳をみると、設備修繕・維持が7.9％、家賃が0.5％上昇した。

（３）光熱・水道
•119.5となり、前年度に比べ9.9％上昇した。
•内訳をみると、他の光熱が15.9％、ガス代が11.6％、電気代が10.7％上昇した。一方、上下水道料は2.6％低下した。

（４）家具・家事用品
•107.8となり、前年度に比べ5.6％上昇した。
•内訳をみると、室内装備品が11.5%、家庭用耐久財が8.1％、家事雑貨が5.2％、家事用消耗品が4.1％、寝具類が3.2％、家事サービスが1.6％上昇した。

（５）被服及び履物
•104.5となり、前年度に比べ3.0％上昇した。
•内訳をみると、履物類が4.5％、衣料が4.3％、被服関連サービスが2.4％、シャツ・セーター･下着類が1.3％、他の被服が0.6％上昇した。

（６）保健医療
•98.7となり、前年度に比べ0.3％上昇した。
•内訳をみると、医薬品・健康保持用摂取品が1.9％、保健医療用品・器具は1.6％上昇したが、保健医療サービスは1.0％低下した。

（７）交通・通信
•94.4となり、前年度に比べ1.1％上昇した。
•内訳をみると、自動車等関係費が1.8%、交通が1.0％上昇したが、通信は0.8％低下した。

（８）教育
•99.6となり、前年度に比べ0.1％上昇した。
•内訳をみると、教科書・学習参考教材が3.7％、補習教育が0.3％上昇した。一方、授業料等は0.1％低下した。

（９）教養娯楽
•103.2となり、前年度に比べ1.6％上昇した。
•内訳をみると、教養娯楽用耐久財は4.3％、教養娯楽用品は1.7％、教養娯楽サービスが1.5％、書籍・他の印刷物が0.8％上昇した。

（10）諸雑費
•103.5となり、前年度に比べ1.5％上昇した。
•内訳をみると、理美容サービスが3.5％、身の回り用品が3.4%、たばこが3.3％、理美容用品は0.5％、他の諸雑費が0.1％上昇した。