消費者物価指数(令和6年(2024年)平均)

令和6年平均消費者物価指数の結果-令和2年基準-

総務省統計局・北海道分

1-概況

 令和6年平均の北海道の消費者物価指数(総合)は、令和2年を100とした指数で110.2となった。
 なお、10大費目別に前年比をみると、全ての費目で上昇した。(図3-10大費目別前年比を参照)

図1-北海道の消費者物価指数の推移

図1-北海道の消費者物価指数の推移

図2-総合前年同月比

図2-総合前年同月比

 月別の総合を対前年同月比でみると、1年を通して前年を上回った。

2-費目別指数の動き

 10大費目別に前年比をみると、食料が4.3%、住居が1.1%、光熱・水道が4.9%、家具・家事用品が3.9%、被服及び履物が3.3%、保健医療が1.6%、交通・通信が1.7%、教育が1.0%、教養娯楽が5.4%、諸雑費が1.2%と、全費目が上昇した。

図3-10大費目別前年比

図3-10大費目別前年比

図4-食料指数の推移

図4-食料指数の推移(月別)

 食料の指数は119.3となり、前年より4.3%上昇した。
 内訳を前年比でみると、穀類が9.2%、肉類が3.4%、乳卵類が3.9%、野菜・海藻が7.6%、果物が11.6%、油脂・調味料が1.4%、菓子類が4.8%、調理食品が3.8%、飲料が5.9%、酒類が0.6%、外食が3.8%上昇した。一方、魚介類は1.8%下落した。

図5-生鮮魚介類指数の推移(月別)

図5-生鮮魚介類指数の推移(月別)

 生鮮魚介の指数の月別の動きをみると、1年を通じ前年を下回った。
 年平均の指数は126.1となり、前年に比べ4.7%下落した。

図6-生鮮野菜指数の推移(月別)

図6-生鮮野菜指数の推移(月別)

 生鮮野菜の指数は、10月を除き前年を上回った。
 年平均の指数は122.2となり、前年に比べ8.6%上昇した。

図7-生鮮果物指数の推移(月別)

図7-生鮮果物指数の推移(月別)

 生鮮果物の指数は、1年を通じ前年を上回った。
 年平均の指数は127.0となり、前年に比べ12.5%上昇した。

図8-住居指数の推移(月別)

図8-住居指数の推移(月別)

 住居の指数は104.4となり、前年に比べ1.1%上昇した。
 内訳を前年比でみると、設備修繕・維持が5.5%上昇した。家賃は変わらなかった。

図9-光熱・水道指数の推移(月別)

図9-光熱・水道指数の推移(月別)

 光熱・水道の指数は121.0となり、前年に比べ4.9%上昇した。
 内訳を前年比でみると、電気代は9.9%、ガス代は0.4%、他の光熱は2.2%、上下水道料が0.8%上昇した。下落したものはなかった。

図10-家具・家事用品指数の推移(月別)

図10-家具・家事用品指数の推移(月別)

 家具・家事用品の指数は118.1となり、前年に比べ3.9%上昇した。
 内訳を前年比でみると、家庭用耐久財が3.9%、室内装備品が9.0%、家事雑貨が6.9%、家事用消耗品が3.1%、家事サービスが1.5%上昇した。一方、寝具類は2.3%下落した。

図11-被服及び履物指数の推移(月別)

図11-被服及び履物指数の推移(月別)

 被服及び履物の指数は110.3となり、前年に比べ3.3%上昇した。
 内訳を前年比でみると、衣料が2.0%、シャツ・セーター・下着類が5.5%、履物類が2.7%、他の被服が3.0%、被服関連サービスが2.5%上昇した。下落したものはなかった。

図12-保健医療指数の推移(月別)

図12-保健医療指数の推移(月別)

 保健医療の指数は102.1となり、前年に比べ1.6%上昇した。
 内訳を前年比でみると、医薬品・健康保持用摂取品が2.9%、保健医療用品・器具が3.9%、保健医療サービスが0.1%上昇した。下落したものはなかった。

図13-交通・通信指数の推移(月別)

図13-交通・通信指数の推移(月別)

 交通・通信の指数は97.9となり、前年に比べ1.7%上昇した。
 内訳を前年比でみると、交通が1.7%、自動車等関係費が2.6%上昇した。一方、通信は1.0%下落した。

図14-教育指数の推移(月別)

図14-教育指数の推移(月別)

 教育の指数は101.1となり、前年に比べ1.0%上昇した。
 内訳を前年比でみると、授業料等が0.2%、教科書・学習参考教材が3.1%、補習教育が2.8%上昇した。下落したものはなかった。

図15-教養娯楽指数の推移(月別)

図15-教養娯楽指数の推移(月別)

 教養娯楽の指数は112.8となり、前年に比べ5.4%上昇した。
 内訳を前年比でみると、教養娯楽用耐久財が2.5%、教養娯楽用品が5.3%、書籍・他の印刷物が6.6%、教養娯楽サービスが5.6%上昇した。下落したものはなかった。

図16-諸雑費指数の推移(月別)

図16-諸雑費指数の推移(月別)

 諸雑費の指数は106.6となり、前年と比べ1.2%上昇した。
 内訳を前年比でみると、理美容サービスが1.8%、理美容用品が1.0%、身の回り用品が5.2%、たばこが0.2%、他の諸雑費が0.4%上昇した。下落したものはなかった。

統計表

   この年報は、小売物価統計調査等を基に総務省統計局が作成、公表した消費者物価指数の調査結果のうち、北海道分を掲載したものです。
 小売物価統計調査調査市町-札幌市、函館市、旭川市、室蘭市、美唄市、江別市、名寄市、千歳市、倶知安町、美幌町

 前月比、前年同月比の数値は、端数処理(四捨五入)の関係で、公表された指数を用いて算出した値とは一致しない場合があります。

 

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