(11)産業小分類別(公務を除く)
ア 事業所数及び従業者数の多い産業小分類
・事業所数の多い産業小分類は「バー、キャバレー、ナイトクラブ」、
従業者数の多い産業小分類は「病院」が第1位を占めている
事業所数の多いものを産業小分類別にみると、「バー、キャバレー、ナイトクラブ」13,729事業所、「貸家業、貸間業」11,711事業所、「美容業」7,807事業所、「酒場、ビヤホール」7,482事業所の順になっている。
また、従業者数の多いものを産業小分類別にみると、「病院」101,134人、「各種食料品小売業」
92,816人、「土木工事業」80,244人、「一般貨物自動車運送業」68,770人の順になっている。
イ 事業所数及び従業者数の増加数が多い産業小分類
・平成8年に比べ、事業所数では「電気通信に附帯するサービス業」、
従業者数では「各種食料品小売業」の増加数が最も多い
平成8年と比べて、事業所の増加数の多いものを産業小分類別にみると、「電気通信に附帯するサービス業」が428事業所と最も増え、次いで、「老人福祉事業」の371事業所、「美容業」の322事業所の順になっている。
従業者の増加数の多いものを産業小分類別にみると、「各種食料品小売業」が8,040人と最も多く、「老人福祉事業」の6,463人、「病院」の4,582人の順になっている。
ウ 事業所数及び従業者数の減少数が多い産業小分類
・平成8年に比べ、事業所数では「バー、キャバレー、ナイトクラブ」、
従業者数では「土木工事業」の減少数が最も多い
平成8年と比べて、事業所数の減少数の多いものを産業小分類別にみると、「バー、キャバレー、ナイトクラブ」が2,225事業所と最も多く減少し、次いで、「貸家業、貸間業」の1,164事業所、「喫茶店」の611事業所の順になっている。
平成8年と比べて、従業者減少数の多いものを産業小分類別にみると、「土木工事業」の17,520人が最も多く減少し、次いで、「建築工事業」の8,718人、「木造建築工事業」の8,163人の順になつている。
従業者減少数の第1~4位まで「建設業」が占めており、とりわけ「土木工事業」の減少が目立った。
(12)製造業・建設業の産業小分類別動向
産業大分類別の事業所数、従業者数の順位が全国と異なる「製造業」及び「建設業」について、その動向をみる。
ア 製造業
・製造業の産業小分類は、事業所数、従業者数共に「水産食料品製造業」がトップを占める
「製造業」について、産業小分類別にみると、事業所数及び従業者数共に「水産食料品製造業」が第1位を占めており、平成8年と比べて、実数では減少したが、「製造業」全体における構成割合は、事業所数で11.9%、従業者数で17.2%を占めており、その割合は高くなっている。
従業者数では、「水産食料品製造業」に続いて、第2位が「その他の食料品製造業」となっており、本道の製造業が食料品製造業に大きく依存(製造業全体の従業者数の26.2%)している現状をみることができる。
・平成8年に比べ、事業所数では「その他の食料品製造業」が、
従業者数では「製材業,木製品製造業」が最も多く減少する
平成8年と比べて、事業所数の減少数の多いものを産業小分類別にみると、「その他の食料品製造業」が159事業所と最も多く減少し、次いで「製材業,木製品製造業」が151事業所、「製版業」が120事業所減少の順になっている。
従業者数では、「製材業,木製品製造業」が4,414人と最も多く減少し、次いで、「セメント・同製品製造業」の3,452人、「水産食料品製造業」の3,252人減少の順になっている。
イ 建設業
・建設業の産業小分類は、事業所数、従業者数共に「木造建築工事業」「土木工事業」で1、2位を占める
「建設業」について、産業小分類別にみると、事業所数及び従業者数で「木造建築工事業」及び「土木工事業」が、1、2位を分けており、両者を合わせた構成割合は、事業所数で、建設業全体の33.9%、従業者数で39.2%を占めている。
・平成8年に比べ、事業所数・従業者数共に「土木工事業」の減少が最も多い
平成8年と比べて、「土木工事業」が、事業所数で544事業所、従業者数で17,520人と大幅に減少しており、次いで、「建築工事業」「木造建築工事業」の減少が続いている。このことが、産業大分類の「建設業」の従業者数の大幅な減少数の詳細な内容である。