3 会社企業数の動向
(1)会社企業数の推移
・道内の企業数は75,842企業、今回初めて減少(3,108企業、3.9%)
北海道の会社企業(株式会社、有限会社、合名・合資会社及び相互会社。以下、「企業」という。)数は、75,842企業で、昭和56年以降の5年ごとの増加率をみると、平成8年まで増加してきたが、平成13年に初めて、3,108企業、3.9%の減少となった。
(2)産業分類別
・「卸売・小売業,飲食店」「建設業」「サービス業」「製造業」の4産業で企業全体の87.2%を占める
産業大分類別に企業数をみると、「卸売・小売業,飲食店」が28,061企業(企業全体の37.0%)で最も多く、次いで「建設業」が17,185企業(同22.7%)、「サービス業」が13,455企業(同17.7%)、「製造業」が7,438企業(同9.8%)となり、この4産業で企業全体の87.2%を占めている。
・平成8年に比べ、「卸売・小売業,飲食店」が大幅に減少
・減少率では「鉱業」が、増加率では「電気・ガス・熱供給・水道業」が最も高い
平成8年と比べると、「卸売・小売業,飲食店」が2,128企業、「建設業」が788企業、「製造業」が760企業とそれぞれ減少しているのに対し、「サービス業」が343企業増加している。
増加率では、「鉱業」が23.9%減少しているのに対し、「電気・ガス・熱供給・水道業」が32.3%増加している。
(3)経営組織別
・有限会社が企業の約6割、平成8年から横ばいで推移
経営組織別に企業数をみると、有限会社が41,829企業(企業全体の55.2%)で過半数を占め、次いで、株式会社が33,576企業(同44.3%)、合名・合資会社が437企業(同0.6%)となっている。
これを平成8年と比べると、すべての経営組織で減少しているが、有限会社が概ね横ばいである。
(4)資本金階級別
・企業全体の9割以上が資本金3,000万円未満
資本金階級別に企業数をみると「1,000万~3,000万未満」が30,813企業(企業全体の40.6%)で最も多く、次いで「500万円未満」が29,428企業(同38.8%)、「500万~1,000万円未満」が9,711企業(同12.9%)となっており、企業全体の9割以上(92.3%)が資本金3,000万円未満の企業で構成されている。