平成28年 毎月勤労統計調査特別調査の結果(北海道分)
1 賃金
(1) きまって支給する現金給与額
平成28年7月の常用労働者1~4人規模事業所の月間きまって支給する現金給与額は、調査産業計では 194,910円で前年比1.3%増となった(全国平均では195,701円、前年比2.3%増)。
産業別にみると、情報通信業は356,396円で前年比9.9%減、金融業,保険業は258,336円で前年比7.9%減、建設業は253,510円で前年比1.9%増となった。
(2) 特別に支払われた現金給与額
平成27年8月1日から平成28年7月31日までの1年間に常用労働者1~4人規模事業所の賞与など特別に支払われた現金給与額は、調査産業計では274,299円で前年比11.6%減となった(全国平均では227,206円、前年比4.7%増)。
産業別にみると、情報通信業は657,353円で前年比44.9%減、不動産業,物品賃貸業は481,745円で前年比10.6%増、学術研究,専門・技術サービス業は477,881円で前年比14.6%減となった。
2 労働時間・出勤日数
(1) 労働時間
平成28年7月の常用労働者1~4人規模事業所の通常日1日の実労働時間は、調査産業計では7.0時間で前年と変わらなかった(全国平均も、7.0時間で前年と変わらなかった)。
産業別にみると、情報通信業は8.3時間で前年から0.2時間増となった。建設業は7.7時間で前年と変わらなかった。運輸業,郵便業は7.4時間で前年から0.3時間増となった。
(2) 出勤日数
平成28年7月の常用労働者1~4人規模事業所の出勤日数は、調査産業計では21.1日で前年から0.3日減となった(全国平均では、20.2日で前年から0.2日減)。
産業別にみると、建設業は22.7日で前年から0.3日減、生活関連サービス業,娯楽業は22.1日で前年から 0.5日増、製造業は22.0日で前年から0.6日減となった。
3 雇用
(1) 雇用の動き
平成28年7月の常用労働者1~4人規模事業所の常用労働者数は、調査産業計では91,261人で前年から5,771人減となり、前年比5.9%減となった(全国平均では1,914,300人で、前年から79,623人減となり、前年比 4.0%減となった。)。
産業別にみると、卸売業,小売業は24,656人で前年比13.6%減、建設業は10,462人で前年比0.8%減、サービス業は9,448人で前年比3.8%増となった。
(2) 常用労働者の分布
常用労働者の構成比を産業別にみると、卸売業,小売業が27.0%と最も高く、次いで建設業11.5%、サービス業10.4%となった。
・詳細は、次の「調査の概要」及び「調査結果の概要」をごらんください。