2003年(第11次)漁業センサス結果(北海道) 調査結果の概要(その1)

(1) 総経営体数

 平成15年11月1日現在の北海道の漁業経営体数は1万6,500経営体で、前回(平成10年調査。以下同じ。)に比べ、2,427経営体(12.8%)減少した。
 

 支庁別にみると、すべての支庁で前回に比べて減少しているが、特に全道の漁業経営体数の27.1%を占める渡島支庁の減少数が1,002経営体と多く、全道の減少数の41.3%を占めている。

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(2) 漁業層別経営体数

 漁業経営体数を漁業層(主とする漁業種類と使用漁船の規模による区分)別にみると、沿岸漁業層(漁船非使用、無動力船、動力船10トン未満、定置網、地びき網及び海面養殖の各経営体層)は前回に比べ2,264経営体(12.7%)の減、中小漁業層(動力船10~1,000トン未満の経営体層)は158経営体(14.5%)の減、大規模漁業層(動力船1,000トン以上の経営体層)は5経営体(41.7%)の減と、各層とも前回に比べ減少しているが、特に、大規模漁業層が大幅に減少している。
 

 沿岸漁業層の経営体数は、1万5,564経営体と全体の94.3%を占めているが、動力船1トン未満階層の減少数が1,141経営体と、沿岸漁業層の減少数の過半数を占めている。

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(3) 主とする漁業種類別経営体数

 主とする漁業種類(販売金額1位の漁業種類)別の経営体数の構成比をみると、採藻が4,340 経営体と全体の26.3%を占めており、次いで、海面養殖が2,700経営体で16.4%、刺網が2,144経営体で13.0%、定置網が1,387経営体で8.4%、底びき網が802経営体で4.9%、釣が675経営体で4.1%となっている。

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 主とする漁業種類別経営体数の推移を主な漁業種類についてみると、前回に比べて、採藻は712経営体(14.1%)、海面養殖は325経営体(10.7%)減少するなど、刺網が76経営体(3.7%)増加したのを除いて、減少している。

 支庁別にみると、採藻は、渡島支庁が530経営体と大きく減少し、海面養殖についても、渡島支庁で210経営体と大きく減少したのが目立つ。
 

 一方、刺網は、根室支庁で242経営体と大きく増加している。

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 漁業経営体数を経営組織別にみると、個人経営体がその9割を占めているが、前回に比べ2,175経営体(12.8%)減少し、1万4,857経営体となった。
 

 団体経営体は、前回に比べ252経営体(13.3%)減少し、1,643経営体となった。特に、共同経営が前回に比べ219経営体(15.8%)減少したのが目立っている。

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