エゾシカについて
エゾシカは、北海道のみに生息するニホンジカの亜種です。
本州以南のニホンジカよりも体が大きく、オスの場合、最大で体長190cm・体重150kgに達します。
明治初期の大雪と乱獲により一時は絶滅寸前にまで生息数が減少しましたが、 禁猟などの保護政策を行うことにより、個体群を維持するまでに生息数が回復しました。
エゾシカの持つ高い繁殖力と生息環境の変化により、現在は急速に分布域を拡大しながら生息数を増やしています。
その結果、農林業被害や交通事故の増加などの人間社会への影響や、強度の採食・踏み付けによる生態系への影響などが問題となっています。
北海道では、人とエゾシカとの適切な関係を築き、地域社会の健全な発展に寄与するため、 平成26年(2014年)3月に制定した「北海道エゾシカ対策推進条例」に基づき、 捕獲等による個体数の管理や捕獲個体の有効活用推進など、 総合的かつ計画的にエゾシカ対策を進めています。
2024年12月19日 | 令和5年度エゾシカ捕獲数(確定値)を公表しました。 |
2024年8月13日 |
次の情報を更新しました。 |
2024年8月9日 | 次の情報を更新しました。 令和6年度エゾシカの可猟区域及び期間等 |
2024年1月11日 | 「エゾシカ緊急対策期間」の設定についてを掲載しました。 |
条例・管理計画
捕獲対策
道内におけるエゾシカの生息数の増加及び生息域の拡大に伴い、
農林業及び生活環境に係る被害、生物の多様性に及ぼす影響等が深刻化しております。
道ではエゾシカの生息動向や被害の状況に応じた個体数管理を推進し、
計画的にエゾシカ対策を進めています。
個体数管理のためにエゾシカの捕獲に従事される方々は、
地域社会の健全な発展のために、欠くことのできない存在です。
農林業被害の防止のため、
鳥獣保護管理法に基づく許可を受け、適正に行われた捕獲に関して、
捕獲に従事された方(ハンター)が非難を受けることは、
エゾシカ対策の根幹を担う捕獲の担い手確保に重大な支障を及ぼしかねません。
皆様には、捕獲に携わる方々が、道民の生活を守るために、
安心して捕獲に取り組んでいただけるよう、
法に基づく捕獲の制度や捕獲従事者の方々の社会的な重要性を
ご理解いただきますようお願いいたします。
有効活用
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