この度(令和5年2月28日)、Rapidus株式会社様が、次世代半導体工場の建設予定地として、北海道千歳市を選定することを決定されました。
Rapidus株式会社が技術開発・量産製造を目指す次世代半導体は、量子、AIなどを含むさまざまな分野で大きなイノベーションをもたらし、我が国半導体産業の再興・発展、我が国全体のデジタル化、本道の「ゼロカーボン北海道」と我が国のカーボンニュートラル、更には経済安全保障の鍵となる極めて重要な中核技術です。
その製造に加え、研究、人材育成等が一体となった複合拠点の本道立地の実現は、道が振興してきた、ものづくり・デジタル産業の飛躍はもとより、「メイドイン北海道」の次世代半導体を通じた、我が国経済・社会のイノベーションや経済安全保障への貢献、さらには世界中から研究者や技術者が集うデジタル人材拠点の形成につながることが期待できます。
道では、国や地元千歳市とも密接に連携し、国家プロジェクトでもあるRapidus株式会社の最先端半導体工場の整備が円滑に進められるよう取り組んでいます。
Rapidus株式会社
Rapidus株式会社は、トヨタ、NTT、ソニーなど、国内の主要企業が出資をして、次世代半導体の量産製造拠点を目指すため、昨年8月に設立された企業です。
同社は、米国IBM社と連携するなどして、線幅が2ナノメートル以下の最高水準の半導体の技術開発、量産製造の事業化を目指しています。
【設立日】
2022年8月10日
【所在地】
東京都千代田区麹町4丁目1番地 麹町ダイヤモンドビル 11階
【資本金等】
73億4,600万円(2022年11月時点。資本準備金の額を含む。)
【主な経営陣】
取締役会長 東 哲郎 氏
代表取締役社長 小池 淳義 氏
【主な事業内容】
・半導体素子、集積回路等の電子部品の研究、開発、設計、製造及び販売
・環境に配慮した省エネルギーの半導体及び半導体製造技術の研究、開発
・半導体産業を担う人材の育成・開発
半導体
半導体はあらゆる産業に必要不可欠な産業のコメです。その中でも次世代半導体は、量子、AIなどを含むさまざまな分野で大きなイノベーションをもたらす中核技術として今後の新しい経済、社会をつくっていく上で極めて重要なテクノロジーであり、経済安全保障上極めて重要なテクノロジーです。