北海道立文書館所蔵資料案内~私文書 荻野家文書

分類記号:B50

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函館の老舗デパート、棒二森屋の前身である荻野呉服店、及びその経営者であった荻野家の文書。
荻野儀平は1847(弘化4)年に近江に生まれる。1876(明治9)年から太物(綿織物・麻織物など太い糸の織物)仕入販売業を始め、道内各地、釧路国や根室国へも行商、1888(明治21)年から函館地蔵町に呉服・太物類を開店営業した。その子清六は1879(明治12)年生まれ、1902(明治35)年儀平から店務を継承。卸部門の拡充を図り、北海道一円にその名を知られるまでになったが、1934(昭和9)年の函館大火で店舗と商品を焼失した。1936(昭和11)年に金森森屋と合併、株式会社棒二森屋を創立して初代社長に就き、翌年道内初の本格デパートを開店させた。

資料は明治中期から金森森屋と合併する前までのもの。商店・家産関係の帳簿や、大量の書簡、写真などがある。

1893(明治26)~1935(昭和10)

356点

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