北海道立文書館所蔵資料案内~私文書 祭魚洞文庫旧蔵水産史料蝦夷地・北海道関係資料

分類記号:B38

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祭魚洞文庫は、実業家渋沢敬三が水産関係史料の収集と研究を行う目的で、1934(昭和9)年に邸内に設けた施設(祭魚洞は敬三の号)。戦後、資料の一部は複数の資料所蔵機関に移されるが、うち国文学研究資料館所蔵に移された資料の中から、北海道に関係する部分をマイクロフィルムに複製した。公文書を中心に、漁業組合文書や古記録、漁家等の私文書など多彩な資料群からなる。

公文書や漁業組合文書では、明治初年から明治40年代にかけての開拓使、北海道庁期のものが多く、開拓使歌棄出張所の出産物や収税関係、北海道庁増毛郡役所の建網願書類などが特に充実している。また1887~1888(明治20~21)年の札幌村外四ケ村戸長役場の各種願書綴や、瀬棚漁業組合による漁業記録、礼文村各村の海産干場払下願書、増毛郡の雄冬島事件処理など、明治中期の道内各地域の水産事情を知ることができる。

古記録、私文書では、天明期の「夷地探見記」、また箱館沖ノ口関係の文書などがある。

71点 (複製)

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