道民税株式等譲渡所得割とは
一定の特定口座内の上場株式等の譲渡による所得等の金額に対して課税されるものです。
納める人
道内に住所を有する個人で、一定の特定口座における上場株式等の譲渡の対価等の支払を受ける人(証券会社などが支払の際に税金をお預かりし、道に納めます。)
納める額
特定口座内における株式等譲渡所得金額(譲渡益等に相当する金額)の5%(この他に所得税等が15.315%(復興特別所得税含む)の税率で課税されます。)
申告と納税
証券会社などが、一年分をまとめて、翌年の1月10日までに申告して納めます。
<注意>
未成年者少額投資非課税制度(ジュニアNISA)により非課税となったもので、未成年者口座等において契約不履行等事由が生じた場合は、納入申告書の摘要欄に「未成年口座分」と記載し、通常の申告とは別に申告して納めてください。
電子申告及び電子納入の開始について
令和3年(2021年)10月から地方税共同機構が管理するeLTAX(エルタックス)を利用して、道民税株式等譲渡所得割の電子申告及び電子納入を行うことができます。
詳しくは、eLTAXホームページの利子割・配当割・株式等譲渡所得割の電子化に係る特設ページをご覧ください。
非課税
非課税口座内における上場株式等を売却したことにより生じた譲渡益について
少額投資非課税制度(NISA)は、口座開設の年の1月1日現在、18歳以上の居住者等を対象として、非課税口座で取得した上場株式等について、その配当等やその上場株式等を売却したことにより生じた譲渡益が、特定非課税管理勘定等が設けられた日以後、非課税とされる制度です。
令和6年1月1日からこれまでのNISAの抜本的拡充・恒久化を図った新制度が開始されました。
<注意>
「居住者等」とは、居住者又は恒久的施設を有する非居住者のことを言います。
非課税とされるのは、非課税口座を開設する金融機関を経由して交付される譲渡益に限られています。
非課税口座で取得した上場株式等を売却したことにより生じた損失はないものとみなされるため、その上場株式等を売却したことにより生じた損失について、特定口座や一般口座で保有する上場株式等の配当等や、その上場株式等を売却したことにより生じた譲渡益との損益通算、繰越控除をすることはできません。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
併用の可否 | 可 | |
年間投資上限額 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 制限なし | |
非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円) | |
口座開設可能期間 | 制限なし | |
投資対象商品 | 一定の公募等株式投資信託 | 上場株式・公募株式投資信託等 |
つみたてNISA | NISA | ジュニアNISA | |
---|---|---|---|
併用の可否 | 不可 | - | |
年間投資上限額 | 40万円 | 120万円 | 80万円 |
非課税保有期間 | 20年間 | 5年間 | 5年間 |
非課税保有限度額 | 800万円 | 600万円 | 400万円 |
口座開設可能期間 | 令和5年12月31日まで | ||
投資対象商品 | 一定の公募等 株式投資信託 |
上場株式・公募株式投資信託等 |
<注釈>
令和5年12月31日までに投資した金融商品は、非課税保有期間が終了するまで、非課税となります。
市町村への交付
道に納められた道民税株式等譲渡所得割額の59.4%相当額は、道内の市町村に交付されます。