沿岸や漁港の中が生活の場
体は円筒形で、腹びれは背びれの起点よりやや後方に位置し、U字型の胃をもちます。
北海道全域の沿岸に分布しますが、特に渡島半島周辺と釧路から根室にかけての太平洋沿岸に多く生息します。淡水に入ることはなく一生を海で生活します。
産卵期は、函館で3月下旬~5月上旬、厚岸で4月下旬~5月下旬。産卵場は砂地の浅瀬で1尾の雌と数尾の雄とで行われます。孵化後、主な生活の場は沿岸や港の中で、岸から離れることはほとんどありません。
動物プランクトンやエビ類などの小型甲殻類を食べて成長し、体長は4年で20cmほどになりますが、寿命も4年ほどです。
調理法は天ぷらやフライ、塩焼き、煮干しなど。また、北海道の冬の風物詩である「氷下待ち網漁」の主な漁獲対象魚種でもあります。
|