細長い体の中に良質な栄養がたっぷり
サンマは外洋性の浮魚で季節的な回遊を行うことが知られていますが、日本近海では春~夏に北上し秋に南下します。産卵は春と秋に行われます。
主に動物プランクトンを餌とする一方で、サンマはサメ類、クロマグロなどの大型魚類や、クジラ類、海鳥などによく捕食されていることから、食物連鎖の中で重要な役割を担っているといえます。
現在のサンマ漁業は、サンマが光に集まる習性を利用し集魚灯で群れを集めて一網打尽にする漁法(棒受網)が主流。ほかにも、サンマが漂流物に卵を産む習性を利用し人工的に浮かべた海藻に集まった群れを手づかみで獲る漁法など、ユニークなものも知られています。
脂がのる晩夏から秋に需要が高まり、塩焼きや刺身、寿司などで賞味されます。IPAやDHAが豊富に含まれるほか、タウリン、ビタミンDなどたくさんの栄養が含まれています。
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