市場で目立つ黄色の派手な魚
体は卵型で両目の間に鼻棘がありますが、頭部の背面に棘はありません。
東北地方から北海道の日本海、北太平洋、千島列島南部、オホーツク海に分布し、水深200m以浅の岩礁地帯や砂泥地帯に群れて遊泳します。卵胎生魚で、交尾後は雌の体内で受精、卵発生が進み、仔魚が産み出されます。交尾期は12月、仔魚を産み出す時期は6~7月。
ほぼ周年漁獲されますが、3~6月の春季に特に多いとされます。しかし専門に漁獲する漁業は少なく、大部分がホッケやサクラマスを狙う刺し網や定置網の混獲です。近年漁獲量は減少し、魚体は小型化しています。
調理法は煮付け、塩焼き、汁ものなどで、大型のものは刺身にしても美味です。
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