黒い体の中につまったおいしい白身
体は楕円形で、上顎の上方にある3本の棘と、目から斜め下に走る2本の黒色帯が特徴です。
北海道では日本海側やオホーツク海側に多く分布します。クロソイは胎生魚で仔魚の状態で産み出されますが、出産後、雌の親魚は胸びれを激しく振り動かして帯状の仔魚の塊をあおり拡散させる「ファニング」と呼ばれる行動を起こします。これを受けられなかった仔魚は泳ぎ始めることができずに死んでしまうとみられています。
クロソイ専門の漁業はなく、様々な漁法でほかの魚と混穫されます。漁獲が多い時期は4~6月の春漁期と10~12月の秋漁期の年2回あります。
身の締まった白身は歯ごたえが確かで美味とされ、主に塩焼き、煮付け、鍋もの、汁などで食べられています
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