赤味、大トロ、中トロとどこを食べても一級品
マグロ属の中で最も大きく、紡錘形の体は全長3m、体重700kgに達します。低水温に対して強く、成魚は水温7~8℃にまで耐えられます。「ホンマグロ」とも呼ばれています。
北海道周辺では、対馬暖流や津軽暖流が流れる西部日本海や南部太平洋への回遊が多く、6月中旬頃に本州方面から北上し、9月頃から南下回遊をはじめ、12月上旬以降はこの海域から姿を消します。肉食性で、海中を遊泳するほかの魚や甲殻類などを捕食し成長します。現在北海道の主な漁場は渡島半島東部、積丹半島周辺で、漁期は6~12月で、定置網や釣りなどの漁法で漁獲されています。
脂がのる秋から初冬にかけてが旬とされ、マグロ類の中で最も美味といわれるその味は、刺身や寿司ねたとして人気です。特に脂肪分の多い身の部分は大トロ、中トロと呼ばれる最高級品です。
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