厚く脂がのった身は煮付けにうってつけ
体は長楕円形で肉厚。目の付いている表側は暗褐色で表面に大小様々な斑点がありますが、裏側は限りなく白に近いピンク色をしていて、表と裏の見た目が全く異なります。体の表面には粘液が多くヌルヌルしていることから、アワフキやナメタとも呼ばれています。
太平洋沿岸に多く分布し、生息水深は50~400m。産卵場所は三陸、津軽海峡西口付近および釧路以東海域で、3~4月に産卵期を迎えるとみられています。
ババガレイは、腸が生殖腺の外側に沿って後方に延び、折り返して肝臓の下にある肛門に連なっているため、生殖腺が肥大すると腸が圧迫されてほとんど餌をとりません。
身は厚く脂がのっている冬が旬で、煮付けにして食べると大変おいしく、冷めると煮こごりができ、その味はカレイの最高級品ともいわれています。
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