見た目は悪いが味は絶品
体は円筒形で、前端に口、後端に肛門があり、口の周囲には20本の触手があります。背側には大小のイボ状の足が、腹側には管足と呼ばれる先端に吸盤のある多数の細い管が密生しています。
体色には3つのタイプがあり、赤褐色のアカ、青緑色のアオ、黒色のクロがあり、北海道ではアオが多くみられます。
十勝、釧路地方を除くほぼ全域に分布します。泥とともに海藻や微小生物などの有機物を消化して栄養をとるため、海の底質を浄化する働きも果たします。
マナマコは筋肉と内臓を生あるいは酢のもの、酢漬け、塩漬けにして食べます。腸の塩辛 “このわた”は有名な珍味で、そのほかに筋肉を乾燥した“いりこ”、生殖巣を乾燥した“くちこ(このこ)”があります。
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