北海道で最も古くから採取されてきたコンブ
成長した葉は帯状からささの葉状で、波打ち際に生息しているものは長さ0.4~1m、幅は5~10cm、茎は円柱状で長さ4~6cm、直径3~6mmになります。
利尻島、礼文島から渡島半島の福島町まで分布し、漁場水深は0~10mで、波当たりの強いところでは深く、逆に弱いところでは浅くなります。
北海道ではもっとも古くから採取されてきたコンブですが、現在は生産量が少なく価格も安いため、漁が行われていない地域もあります。増殖対策も行われていますが、近年、対馬暖流の流量が増加して冬の水温が上昇傾向にあることから、それほど増産にはつながっていないのが現状です。
だし汁の香りは弱いですが、比較的粘りが強いため、とろろ昆布、きざみ昆布などに利用されます。
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